結婚を考え始めたら、まずは同棲をしようっていうカップルが多いですよね。
同棲することで相手の生活スタイルや、金銭感覚をチェックしておきたいところ…。

生活費が共有になったら、貯金のやり方も考えないといけないですよね。
共有の貯金を作ることは、今後の結婚資金などに充てられるので大事です!!
ですが、無理をした貯金のやり方をすると、同棲生活のストレスになってしまうこともあります。

貯金のやり方も、金額も相談しながらがいいですね…!
ただ、相談するにも一般的な意見や相場を知っていないと、価値観に大きな違いが生まれてしまうかもしれません…。
そこで今回は、楽しい同棲生活のための貯金のやり方や金額を、経験談を元にまとめてみました!!
同棲中の貯金のやり方は共同貯金がオススメ

まず、同棲中の貯金はどのようにしたらいいのでしょうか??
やり方が決まっていた方が貯金への意識が高まりますが、細かいルールで縛るのは気が引けますよね…。

個人だと預金口座に入れるだけだけど、同棲したらどうなるんだろう??
やはり、同棲中は生活費が共有になることが考えられます。
なので共有になっている生活費から、上手く貯金に回せるやり方があると便利ですよね!!
そこで、カップルで共同口座をつくるやり方を紹介します。
共同口座とは、個人の口座とは別に、カップルで共有して入金するための口座を指します。
この方法は、効率性と確実性が高く、結婚を前提としているカップルの導入率は高いです。
- 決まった日に決まった金額をそれぞれで入金するだけでOK
- 共有している支払いや生活費の管理が一括できる
- 収支額の記録がちゃんと残り把握がしやすい
- 生活費のあまりをそのまま貯金することができる
このように、入金する額さえ決めてしまえば、あとは残高を見て生計を立てるだけなんです!!

でも、お金を引き出したい時に、キャッシュカードが一枚だと不便かも…。
キャッシュカードを2枚持ちたい、各々で出金したいというカップルは多いと思います。
そんなカップルは、代理人カードを作れる金融機関を選ぶといいでしょう。
代理人カードとは、口座名義人の代理人として入出金ができるキャッシュカードのことです。
ほとんどの金融機関で導入していますが、代理人になれるのは「生計を共にする親族」という条件付が多いです。

同棲カップルだと、親族ではないから作れないですよね…??
そうなんです、ですが金融機関によっては各々での入出金ができる方法があるんです!!
イオン銀行
まず紹介したいのは、イオン銀行です。
イオン銀行は代理人カードの条件として、生計を共にしていれば親族でなくても代理人になれます。
口座名義人が指名した1名分のみですが、手数料無料で作成可能です。

イオン銀行はファミリーマートのATMが使えるし、利便性も問題なさそうです!!
申し込み方法はイオン銀行店舗へ行くか、イオン銀行のコールセンターへ問い合わせをしましょう。
注意点としては、クレジットやデビット、電子マネーWAONの機能が代理人カードにはありません。

入出金のみで使用することが前提なんですね!!
口座名義人のカードであればクレジット機能などがあり、WAONポイントも貯められるので生活費の支払いにも便利ですね!!
セブン銀行
セブン銀行も代理人カードの条件に「親族」が含まれていないため、カップルでも作成できます。
ですが、セブン銀行は2021年に代理人カードの発行サービスを終了してしまいました。

2021年以降は代理人カードが作れないんですね…。
代理人カードに変わるサービスの案内もないため、2枚目のカードを発行することは難しいようです。
そこで紹介したいのは、セブン銀行のスマホATMというサービスです!!
- スマートフォンアプリの「Myセブン銀行」を使うことでスマホのみでATMから入出金ができる
- 引き出し、預入れの他、ローンの借入れおよび返済ができる
- 19時~翌7時以外の時間帯であれば、手数料無料で取引できる
このサービスを使えば、スマホとATMの簡単操作で共同口座から入出金ができます!!

でも、1つの口座に2つのスマホを紐づけすることは、出来るのかな…??
紐づけするスマホは口座名義人の1台のみになります。
ですが、スマホとは別にキャッシュカードでも入出金ができますよね!
つまり、口座名義人はスマホで、もう一方にはキャッシュカードを持っていれば、各々で入出金できますよね!!

キャッシュカードが不要だから、そんな使い方もできるんですね!!
ただ、片方だけがクレジット機能を使えるというのは、ちょっと不安がありますよね。
それ以外にも、共同口座自体に注意点があるんです…。
共同口座の注意点
共同口座が作れる金融機関を2つ紹介しましたが、どちらの紹介でも「口座名義人」が出てきたのには気づきましたか?
共同口座というとカップルそれぞれの名義で作成しているイメージがありますよね。
実際に名義人になれるのは1人だけで、もう1人は代理人でしかありません。
つまり、預けている資産は口座名義人である1人に所有権があるのです!!

夫婦だったら2人に所有権があるのでしょうか…??
実は、法律婚をしている夫婦だとしても、口座名義人は夫婦のいずれかになります。
ですが、夫婦の場合、婚姻中にできた財産は共同財産として、財産分与の対象になります。

離婚する時は預金貢献度に応じて、分割しなければならないんですね!!
一方、同棲カップルの場合は口座名義人の所有権になるので、トラブルがあると複雑化する可能性が高いです。
また、カップルの収入差があるのにも関わらず、収入が高い方の水準で入金額を設定してしまうと一方の負担になってしまいます。
さらに、収支が分かりやすい反面、金銭感覚の差もはっきりと見えてきます。
金銭感覚のズレが関係悪化に繋がってしまうことは大いに考えられます。
共同口座を作る際は、しっかりと話し合って価値観をすり合わせておきましょう。
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同棲中の貯金額の平均はどのくらい??

やはり、同棲中に見極めたいのが金銭感覚ですよね。
もちろん、相手の金銭感覚を判断するだけでなく、自分の金銭感覚を見直す機会でもあります。
金銭感覚を考える第一歩として、同棲中の貯金額について話してみましょう。

貯金の方法が決まっても貯金の目安がわからなければ、
生活費の設定も難しいと思う…。
生活費を基準に考えるよりも、貯金額を含めた上で生活費を設定するメリットは大きいです。
万が一生活費がオーバーしても、預金残高が足りなくならないので面倒がないですよね。
ですが、同棲している人達の平均的な貯金額を知らないと、いきなり金銭感覚の壁にぶつかってしまうかもしれません!!

自分の年収が平均的だったとしても、
同棲中は相手の年収も考えないといけないですよね!!
そうなんです、円満でいるためには自分のものさしだけでなく、平均的なデータをもとに考えてみる必要がありますね!!
そこで今回は、同棲中の貯金額について様々な平均値を調べてみました。
20代カップルの同棲中の貯金平均額
検索ワードのサジェストだと、同棲と貯金に併せて「20代」というのが多く検索されているようでした。
2021年の日本の平均初婚年齢を考えると、同棲は20代から始める方が多いのかもしれません。
- 男性…31.0歳
- 女性…29.4歳

30代だと同棲せずに結婚するパターンが
多いようなイメージもあります!!
単身だったとしても、将来結婚を考えているのであれば結婚資金を貯金しておく必要はありますね。
20代同棲カップルの平均貯金額は400万円
20代の同棲カップルの平均貯金額を調べたところ、合計400万円というのが分かりました。
こちらは、カップルそれぞれの貯金額を合計した金額になります。

一方が150万円であれば、
もう一方が250万円の場合もあるということですね!!
出典元のサイトによると、この数字は20代の貯金額中央値からとっているようです。
ところで、この額を見て「それくらいなら大丈夫!!」って人もいれば、「そんなに必要なの?!」と驚く人もいますよね。
私は少し驚いた側の人間でしたが、結婚式の費用や出産時期等を考えると妥当だと思いました。
- 結婚資金…300万円~400万円
- 出産費用…約50万円(助成金がない場合)

つまり、400万円貯めるには月いくら貯金して、
何年同棲するんだろう…??
この平均額は、同棲を始めてから400万円貯めるのではなく、結婚までに貯めたい目標金額として捉えるべきです。
なので、お互いが結婚資金として100万円ずつ用意しているならば、同棲中に足りない200万円を目標に貯金すればいいのです!!

不足分や結婚時期の目安から、
どのくらい貯金したらいいのか考えるんですね!!
とはいえ、中央値や平均額で考えると、収入に対して無理な貯金額が設定されてしまう恐れがあります。
そこで、収入に対してどのくらいの割合を貯金に回しているのか調べてみました。
収入に対する貯金額の平均割合
平均額や中央値をそのまま目標にすると、貯金0円の場合や収入1000万円の場合などの影響を受けてしまいます。
なので、平均額や中央値は目安として捉え、目標を設定する時は実際の収入をもとに考えるといいでしょう。

自分の収入だけでなく、住んでいる地域など
色んな要素が含まれてしまいますよね。
調べたところ、収入に対する貯金の平均割合は、手取りの20%前後が一般的と言われていました!!
つまり、カップル2人の合計収入が50万円であれば、毎月10万円を貯金するイメージですね。

同棲中に200万円を貯金する目標なら、
2年弱で目標達成できますね!!
この考え方だと、それぞれの収入の割合を参考にしているので、収入差による負担も防ぐことができます。
一般的な意見を取り入れつつも、お互いが無理しないようにすることが大事ですね。
同棲の準備に必要な貯金額の平均は??
同棲中の貯金は結婚資金のためにも必要だとお話しました。
ですが、同棲を始めるためにも、お金は必要ですよね。

お互い実家暮らしだと、足りないものが多そう…!!
そうなんです、そこで同棲の準備資金には、いくら貯金が必要か調べてみました!!
同棲の準備金は最低80万円以上
今回は大手不動産会社が集計したアンケートを総合してみました。
すると、カップルの40%以上が、同棲を始めるための貯金額は90~100万円と答えていました!!
続いて多かったのが80~90万円で、全体の約25%ほどでした。

つまり、80万円あれば平均的ということですね!!
では、何故80万円の貯金が必要か、同棲の準備でかかる費用をまとめてみました。
- 家賃・賃貸契約の初期費用
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- 炊飯器
- 掃除機
- ダイニングテーブル
- ベッド
賃貸契約の初期費用は家賃で大きく変わってしまいますが、家賃の5倍程度が想定されます。
その他、家具家電も2人で使えるサイズを購入すると、20万円~40万円くらいはかかりますよね。

家賃が8万円だとすると、
初期費用は40万円くらいかな??
そこに家具家電の費用を足すと、大体80万円くらいと想定できますね!!
楽しい同棲生活のためには、住居や家具は妥協したくないですよね。
同棲前にある程度貯金をしていれば、余裕を持って購入できるでしょう。
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同棲中に貯金ができない原因とは

ここまでのお話で参考にした体験談は、貯金に成功していることが前提になっていました。
一般的にも「同棲をすると生活費が浮く」と考えている人は多いようです。
ですが、どのカップルも貯金ができているわけではなく、貯金ができないという体験談もありました。

貯金ができないと結婚も遠のいてしまう感じがします…。
そして、貯金ができない=金銭感覚に問題ありと捉えられてしまうことも大いにあります。
楽しい同棲生活を送るためにも、貯金ができないというのは防いでおきたいですよね!!
そこで今回は、貯金ができない同棲カップルの体験談から原因を分析しました!!
貯金ができないという体験談も参考にして、同棲中に確実に貯金が出来るように準備しておきましょう。
家賃が身の丈にあっていない
同棲を始めるに当たって、一番に考えるのは物件です。
お互いの条件を出し合ったり、せっかく同棲を始めるのだから良い物件に住みたいと思いますよね!!
2人分の収入になるし、家賃を気にせずに条件重視で契約できると考えていませんか??
実は、その考え方が貯金ができない原因に繋がるのです…!!
- 手取りの20%が家賃の目安
- 同棲の場合は2人の手取りの合計の20%で考える必要がある

同棲が決まって舞い上がってると、
基本を忘れがちなんですよね。
同棲の場合は、家賃を考える時にも相手の収入が関係してくるので忘れないようにしましょう。
また、親世代からは「家賃は収入の1/3まで」という言葉を聞いた方も多いのではないでしょうか??

50代の両親からよく聞かされていました!!
この一般論は昭和~平成初期までの保険料や物価で考えているので、令和の日本には相応しくないようです。
保険料や税金は年々上昇しているため、収入ではなく手取りで考えることも大事ですね。
外食で食費が高くなっている
続いて貯金ができない同棲カップルに多くみられたのは、外食の多さです。
2人でいるとデート感覚で、外食を多く利用してしまう傾向にあるようです。
外食が多くなれば食費が高くなり、生活費を圧迫してしまいます。
お互い食費に意識が向くので、貯金額と一緒に生活費の割合を話し合うといいでしょう。

食費はどのくらいで考えるのがいいのかな??
食費の平均は政府が2020年に家計調査として統計したものを公開しています。
- 単身世帯…1か月 40,331円
- 二人世帯…1か月 67,153円
ちなみに二人世帯の食費のうち、約45%が外食やお弁当などの自炊以外で消費しているそうです。
つまり、カップルでの外食にかける金額は月に約30,000円が平均的と言えるでしょう。

外食に使えるのは30,000円までって決めておけば、
自炊を頑張りすぎなくてもいいですよね!!
自炊は節約をするのに必須ですが、家事の負担が大きいと同棲する上でのストレスになっていまいます。
目標達成のためにお互いが協力することも大事ですね!!
結婚に対する意識が薄い
同棲をするというのは、結婚を考えている意思表示のようなものです。
ですが、一方は結婚への意識があっても、もう一方はあまり意識をしていないという場合も少なからずあります。
そのような意識の違いも貯金ができない原因になっているようです。

経験談ならではのお話ですね…!!
実際に、毎月お互いが支払う生活費を決めたとしても、生活費が払えなかったら意味がありません。
結婚に対する意識が低いと、自分だけにかけるお金の調整ができず、このような結果になるようです。

将来のことを考えると、
自分への嗜好品がセーブできないのは怖いですね…。
そうなんです、そういった嗜好品も金銭感覚のズレを生み出しやすいです。
ですが、嗜好品の全てをセーブするのもまた、同棲のストレスを高めてしまいますよね。
過度な嗜好品や浪費についても、相手と相談して線引きをする必要がありますね。
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まとめ

- 同棲中の貯金のやり方は共同口座を作るのがベスト
- 共同口座があると収支の管理がしやすい
- イオン銀行なら親族以外でも代理人カードが作れる
- 共同口座は共同名義ではなく、カップルの片方の名義になる
- 結婚時期や出産を考えて貯金額を設定すると良い
- 同棲中は収入に対する手取りの20%を貯金に回すのが平均
- 同棲中の家賃の目安は、2人の手取り合計の20%までが目安
- 二人世帯の外食にかける費用は平均3万円
- 結婚への意識が低いと貯金できない原因になる
今回は体験談をもとに、同棲中の貯金のやり方やそれに伴う注意点を調べてみました。
個人的に、共同の口座を持つイメージがあったものの、夫婦以外だとハードルが高いことに驚きました。
同棲も貯金も、人生において大事な項目なので出来れば失敗をしたくないのが本音ですよね。
そもそもやり方が分からなかったり、一方的な意見で関係が悪くなってしまうことも考えられます。
また、一般的な価値観を持っていても、相手の気持ちを100%理解していることにはなりません。
あらかじめ経験談ややり方を把握しておくことで、失敗するリスクを減らしたり価値観の見直しができます。
それに加えて、相手と話し合うことが円満な同棲のコツだと調査を通じて感じました。
そしてなによりも、お互いに協力し合うことが大切ですね。
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