コロッケは、大人も子供も大好きな一品ですよね。
家族が喜んでくれるので、コロッケはよく作るという方も多いでしょう。
しかしコロッケを作っていて、失敗したことはありませんか??

鍋の中で大きな音を立てて爆発するんですよね…。
そう、コロッケが爆発してしまうことがよくあるんです。
コロッケを作った経験がある人なら、良く起こることではないでしょうか。



爆発したら、鍋の中でコロッケがバラバラになってしまいます。
そうなってしまうと、食卓に出せないので困りますよね。



なんで爆発するの??



その原因を教えてほしいです!!
今回は、コロッケが爆発してしまう原因について話をしていきます。
原因を知り、対処することで、失敗する確率も減らすことができます。



家族の喜ぶ顔を見るために、失敗なく美味しいコロッケを揚げましょう!!
コロッケが大爆発してしまった原因について


手間暇かけて作ったコロッケ、爆発して失敗したら悲しいですよね。
爆発してしまった原因について把握しておかないと、同じ失敗を二度三度繰り返してしまうことになります。



大好きなコロッケ、もう爆発させたくない!!
では以下では、コロッケが爆発してしまう原因について、調べてみました。
- コロッケの具材に含まれる水分量が多いから
- コロッケの具材の温度が高いから
- 揚げる油の温度が低いから
- 衣がついている所にムラができているから
- 揚げている最中にコロッケを触るから
この中で、失敗してしまったときの当てはまる原因はありそうでしょうか??



それでは、以下で詳しく話をしていきますね。
コロッケの具材に含まれる水分量が多いから
コロッケの主な具材は、じゃがいも・ひき肉・玉ねぎなどです。



それらの材料は水分を含んでいますよね。
水分を含んだ状態で油の中に入れてしまうと、加熱されて、水分が水蒸気へと気化します。
そうなるとコロッケは膨張し、衣を突き破って爆発してしまうのですね。
爆発しないポイント
ひき肉や玉ねぎは、フライパンで炒めますよね。
その際に、色が変わりしんなりするまでしっかりと炒めるようにしてください。



また炒めるときに、水分をしっかりと飛ばすために塩を入れてくださいね。



塩は入れる事が多いけど、なぜ水分を飛ばすために必要なの?
実はその話は、浸透圧が関係してくるのです。
- 半透膜を通して、水分が移動していく現象のこと
- 水分は、塩分濃度が高い方へ移動する性質があり、その性質を利用して、水分を排出させる



ナメクジに塩をかけると、水分が発生しながら小さくなっていく現象も、浸透圧になりますよ。



そうか、塩をかけることで、玉ねぎが含んでいる水分を減らすんだね。
その通りです。
そうすることで玉ねぎの水分を飛ばし、コロッケの具材の水分含有量を減らすのです。



その他、ひき肉もしっかり炒めてから、具材に混ぜ込むようにしてくださいね。
コロッケの具材の温度が高いから
具材にあたるじゃがいも、ひき肉、玉ねぎなどは、混ぜ合わせてコロッケの形に形成するまで、一度加熱しますよね。
ですが加熱し、具材が温かい状態で、油の中に投入していませんか??



温かいほうが美味しく揚がると思ってました…。
具材が冷めきっていない状態で揚げると、具材が膨張してしまうのです。
そのため衣が揚がってカラッとなる前に具材が膨張し、爆発してしまいます。
爆発しないポイント
コロッケの具材は、ひとまとめにした後、しっかり冷やしてから衣を付けて油で揚げるようにしましょう。
コロッケを揚げる時間を逆算し、じゃがいもを茹でるタイミングや、玉ねぎとひき肉を炒めるタイミングを考えて実行するようにしてください。
揚げる油の温度が低いから
コロッケを揚げる油の温度はどのくらいにしていますか??



中まで火が通るから、低めにしてじっくり揚げるようにしています。
なるほど、確かにコロッケは厚みがあります。



低い温度の方が、衣の色が美味しそうになりますからね。
どちらの意見も、一理あるかもしれません。
しかし、低い温度で揚げることが、爆発する原因となります。
この原因も、中に含まれる水分が水蒸気に気化する際、衣がカラッと上がる前に、中身が膨張して爆発するんですね。
爆発しないポイント
コロッケを揚げる油の温度は、170度くらいにしましょう。



どうしよう、我が家には温度計がありません…。
家に温度計がない人は、菜箸の先を油につけて、やや大きな泡がずっと出続けるくらいを目安にしてください。
また、コロッケをたくさん鍋の中に一気に入れすぎると、油の温度が下がってしまいます。
ですので一度に揚げるコロッケの個数は、3個くらいまでとしましょう。
ただし、コロッケの大きさや鍋の大きさによって変動します。



最初は少量から揚げてみて、最適な量を調整するようにしてください。
衣がついている所にムラができているから
コロッケは、とっても美味しいですが、手間がかかる一品です。
特に衣付けが、時間がかかってしまいますね。



たくさんの行程を経て作るので、大変です…。
小麦粉をまぶし、卵にくぐらせ、最後にパン粉をつけます。
コロッケは、まんべんなくしっかりと衣を付けることが鉄則です。
しかしコロッケの表面にムラがあり、一部だけでも衣がついていないことや、衣が薄いところがあると、危険です。
そこからコロッケの具材の水蒸気が外に出ようとするので、爆発してしまう事になります。
爆発しないポイント
衣をつける作業は、丁寧にむらなく、を心がけましょう。
具材を丸める際、表面が凸凹していたら、ムラを作ってしまいやすくなります。
ですので、丸めるときになるべく平らになるよう、形を作ることがポイントです。



じゃがいもを潰す際、塊がなくなるまでしっかりつぶすこともポイントです。
揚げている最中にコロッケを触るから
コロッケを油の中に投入後、油の温度は適温なのか、ちゃんと揚がっているかなど気になりますよね。



おいしくできるかなと思って、コロッケを菜箸で触ります。



そうする方が衣の揚がり具合も分かるし…。
揚がるまでの時間も手持無沙汰なので、コロッケをひっくり返したりして触ります。
でも実はそれ、コロッケが爆発してしまう原因なのです。
衣がきちんと固まっていない状態で触ってしまうと、衣が破けてしまいます。



それが原因で爆発してしまいます。
爆発しないポイント
コロッケがまだ揚がっていない時は、油が大きな音と泡をたててパチパチと音を出します。
しばらくすると、泡が小さくなり、音も静かになり、コロッケの色も美味しそうなきつね色になってきたら揚がった証拠です。



そうなるまで、極力放置します。



どうしても気になってしまうけど、ここは我慢ね!
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コロッケの爆発は冷凍のものが起こりやすい??


コロッケは『具材があったかい状態は爆発してしまうこと』、そして『水分を含んだ状態は、なおさら爆発しやすい』ということを学べましたね。
それなら、「冷凍コロッケが失敗なく爆発なく、揚げることができるのではないか??」と思いますよね。



冷凍だから温度は低いし、冷凍しているから中の水分は飛んでるよね。



でも、少し待ってください。
実は、冷凍コロッケが意外と失敗しやすいのです。



そうだったんだ、手軽な冷凍コロッケなのに、失敗したら悲しいよね。
コロッケは、下準備に時間がかかります。
ですが、その大変な下準備が終わっている冷凍コロッケは、忙しい主婦の味方ですよね。



しかし、失敗してしまったらもったいない!!



冷凍コロッケを揚げるときは、これからお伝えする方法を試してみてくださいね。
完全に冷凍した状態で揚げる
冷凍コロッケ、冷凍のまま揚げていますか??



冷凍のままだと中まで火が通らない気がするので、柔らかくなるまで解凍しています。



実はそのやり方、間違っています!!
冷凍コロッケは、冷凍したまま揚げないと爆発しやすいのです…。
冷凍庫から出して、表面の結晶を軽くはたき、油の中に投入するのが正しい方法です。



あとは先述した爆発しないように揚げる方法を参考の上、試してみて頂ければと思います。
冷たい油の中に投入してから揚げる?!
コロッケをはじめ、揚げ物は、油の温度が上昇したタイミングで揚げ始めるのが常識ですよね。
しかしこの方法は、日を入れる前の油の状態でコロッケを投入し、そこから日をつけるという方法です。
こうすると凍った状態のコロッケが、周りの油と共に熱されて解凍が進みます。



ですので、中までしっかり火が通るという仕組みなのですね。
冷凍したコロッケの揚げ方をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか??
ちょっとしたことを気をつけるだけで、コロッケを美味しく揚げることができます。



お伝えしたポイントを覚えて、美味しいコロッケをあげてくださいね!!
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コロッケが爆発してしまったらこうリメイクしよう!!


コロッケが爆発してしまったら、どうしますか??



今日の晩御飯、どうしよう…。
コロッケが爆発したら、晩御飯はどうしようか、困ってしまいますよね。



そこで今回は爆発してしまったコロッケをリメイクして、料理の一品に変身させてみたいと思います!!
- コロッケカレー
- コロッケグラタン
- ハッシュドポテト
リメイクと言ってもリメイクっぽくないレシピなので、万が一失敗してしまった場合は参考にしてみてくださいね。
コロッケカレー
爆発したコロッケは、不恰好ですよね。



そのため、とてもそのまま出せるような見た目をしていません。
そんな時は、カレーをかけて誤魔化しましょう。
爆発して形が変形してしまったら、そこにカレーをかければ分からなくなります。



コロッケもカレーも、老若男女問わず人気のメニューなので、美味しく食べてくれると思いますよ!!
コロッケグラタン
チーズやたらこ、マヨネーズをのせて焼いてグラタンにするのは、いかがでしょうか??
こちらも、爆発した形が見えてしまわないようにアレンジするレシピです。
爆発してしまったところを下にして耐熱皿に並べ、お好みでチーズ、マヨネーズ、たらこやベーコンなどを置いてオーブンで焼いて下さい。



簡単ポテトグラタンが、出来上がります!!
ハッシュドポテト
こちらは、コロッケの形を作り直してハッシュドポテトにしてしまうレシピです。
コロッケに、バターと本だし、もしくはめんつゆを隠し味程度に加えて潰します。
形を丸く形成し直して、フライパンで焼くとハッシュドポテトの完成です。



丸く形成するのは、ラップを使うと上手くできますよ。
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まとめ


- コロッケの具材の水分量を減らすため、具材はしっかり炒め、玉ねぎには塩を振る。
- コロッケの形を作ったら、具材が冷えるまで置いておく。
- コロッケの衣は、ムラがないようにしっかりとつける。
- 170度程度の油で揚げ、コロッケを揚げている時はなるべく触らない。
- 冷凍コロッケは解凍した状態で揚げない。
- コロッケと油を鍋に入れてから加熱するという方法もある。
- 万が一爆発してしまったら、リメイクレシピを参考にしておかずを作る。
家族が楽しみにしているコロッケは、張り切って作ってしまいますが、爆発して失敗することも多いんですよね。
原因は特に深く考えないまま次を作ると、同じように再度爆発してしまうこともあります。
私も爆発させたことは何度もあります。
爆発してしまうと、油ははねて危険ですし、油の劣化が進行し、次に使うことができません。
なにより、コロッケとして食卓に出すことができませんよね。
なので、なぜ爆発するか、原因をしっかりと把握し、対策をしていきましょう。
この内容を読んでいただければ、原因ははっきりわかったと思うので、対策できますよね。
いつでも美味しいコロッケを食べるため、次から爆発なしのコロッケを食べましょう!!