2023年8月2日に日大アメフト部で大麻を所持している情報提供が寄せられ、翌3日に警視庁による家宅捜索が行われ、大麻を発見しました。
しかも日大アメフト部員が生活する『寮』で発見されていることから、部員の多くが関係していた可能性もあります。

日大アメフト部といえば、悪質タックルの問題でも大きな話題になりましたね。
でも、なぜ日大アメフト部は、こんなに大きな不祥事を起こしてしまうのでしょうか??
そこで今回は、日大アメフト部は不祥事をなぜ繰り返すのか、その理由に迫ってみました。
日大アメフト部は不祥事続きはなぜ??


日大アメフト部は不祥事をなぜ何度も繰り返すのか、その原因は明らかにされていません。
ですが、考えられる理由として、3つが挙げられます。
- 寮での生活指導者がいない
- 監督や上級生の指示に絶対に従わないといけない環境
- ストレス発散で大麻の使用



詳しくみていきましょう。
寮での生活指導者がいない
大学生になれば、『生活指導者』はいなくても良いと考える人も多いと思います。
ですが、大学生の『寮生活』は、家族と離れ、同級生をはじめ、先輩や後輩など、大勢の仲間と一緒に過ごす場となります。
やはり大勢で生活を共にするため、ルールを決めて、生活を監督する人は必要になることは想像できるでしょう。



大学によっては、『寮母さん』がいたり、上級生が下級生の生活を見るなどしているところが多いようです。
日大アメフト部の寮について調べてみましたが、寮母がいたという情報はありませんでした。



そのため、おそらく学生だけで生活していたと推測されます。
仮に、寮母がいた場合、学生の生活スペースに大麻のようなものを見つけた場合、1不信に感じるでしょう。
ですが、学生だけだった場合、生活指導する人は誰もいないとなれば、自由に過ごすことができます。
そのため、隠れて大麻を所持し、育てる・使用しても、見つからない可能性の方が高いと言えるのではないでしょうか。
監督や上級生の指示に絶対に従わないといけない環境
日大アメフト部は、指導者が絶対的な権力を持ち、コーチや選手はその命令に従わなければならないと指導されていたようです。



2018年に起きた悪質タックル問題で記者会見を行った選手も、このように伝えています。
監督と直接話はあまりしない。
意見が言えるような環境ではなかった。
DIAMOND オンライン
さらに記者から、「監督・コーチがそれだけ恐い存在だったということか??」と聞かれると、悪質タックルをした加害学生は、「はい」と即答しています。



このことから学生と監督は、対等ではなかったことがわかりますね。
悪質タックル後、日大アメフト部の監督に就任した橋詰功さん。
その当時の日大アメフト部だった学生は、危機感を感じ、このように語っています。
今までやってきたこと。
練習方法・行動・態度・私生活。
全部疑わないと俺らは変われないわ。
Yahooニュース(8/3付)
橋詰功さんが監督に就任し、新たな日大アメフト部がスタートしたと思いましたが、2021年に退任すると、再び日大OBが監督である中村敏英氏が就任します。



監督が変わったことで、昔のように学生が監督に意見することは許されていなかった可能性もあると思われます。
また監督だけでなく、上級生のいうことも絶対に聞かなければいけなかった場合も考えられる可能性は高いでしょう。
そのため下級生は、上級生にも逆らうことができず、従っていた可能性も考えられると思われます。
ストレス発散で大麻の使用
近年、覚醒剤や大麻の使用は、10代・20代が多く、全体の7割を占めていること、さらに運動部によくみられるという情報がありました。



なぜ若年層と運動部が多いの??
これに関して、明確な答えは明らかになっていません。
ですが、覚醒剤・大麻を興味範囲でやってみる人や、身近な人がやっていて断れないなどの理由が多いようです。



違うケースでは、知人が違法薬物に手を染めていて、誘われるというケースもあると言います。
なぜ、日大アメフトは不祥事が多いのか、決定的な答えは見つけることはできませんでした。
ですが、こうした寮生活に潜む3つの可能性が関係しているのかもしれません。
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日大アメフト部の過去の不祥事


日大アメフト部は、2018年5月に行われた関学大との試合の中で、危険タックルを起こす不祥事を起こしています。
日大アメフト部が行った危険タックルは、連日ワイドショーでも大きく取り上げられ、当初、タックルをした選手に対して批判が相次ぎました。
ですが、危険タックルを行った選手の記者会見で「監督・コーチから反則行為を指示された」と告白。
相手のクオーターバックを1プレー目で潰せば(試合に)出してやると聞かされた。
クオーターバックを潰しに行くので、僕を使ってくださいと監督に言いにいけと指示された
この告白に、監督・コーチは自らの指示を否定したことで、さらに騒動が大きくなりました。
その当時の監督・コーチは、闘志を出してやれという思いで、怪我をさせることが目的ではないと説明。



しかし、ワイドショーやTwitterなどでは、批判が相次ぎ、大炎上しました。
そして、監督・コーチは、それぞれ辞任をし、関東アメフト連盟は、最も重い『除名処分』を決定。
また、この時に危険タックルした選手に対しては、シーズン終了までの公式試合の出場資格停止処分が課されました。



簡単ではありますが、こちらが日大アメフト部で過去に起きた不祥事の内容です。
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まとめ
- 日大アメフト部の寮で、大麻と覚醒剤の成分が見つかった
- 日大アメフト部が不祥事続きなのは、3つの可能性がある
今回は、日大アメフト部で起きている不祥事はなぜ続いているのか、その理由の可能性についてお話ししました。
覚醒剤や大麻は、自分の人生を大きく変えてしまう怖いものです。
今一度、覚醒剤や大麻を使用したらどんなことが起きるのかを考え、誘われても断る勇気を持ちたいですね。



