今年も残りわずかとなり、例の季節が近づいてきました…。
そうです、洗濯物が乾かなくなる季節!!冬です!!
春は花粉で外に出せず、梅雨は湿気、秋は台風…と日本って洗濯物が乾かない時季が多いですよね。
冬は特に洗濯物が冷たくなってしまう日が多く、部屋干しメインになりがち…。

冬ってお肌は乾燥するのに、なぜ洗濯機は乾燥しないのでしょうか??
お肌に「乾燥しやすい条件」があるように、洗濯物にも「早く乾かすための条件」があります!!



洗濯物を早く乾かすことが出来れば、家事の手間が減りますよね。
また、生乾きの原因菌の繁殖を抑えられるので、着心地の良い仕上がりになります。
今回は、冬の季節に役立つ、知っておくと便利な洗濯物を早く乾かす豆知識を紹介します。
洗濯物を早く乾かすために知っておきたい冬の豆知識


冬ってちゃんと脱水しても、洗濯物が中々乾かないですよね。



お洋服によっては、やたら脱水をかけたりできないし…。
もう洗濯物を早く乾かすには「乾燥機を買うしかない…。」と諦めていませんか??



単身だと部屋のスペースがないので、コインランドリーに行くこともあります。
コインランドリーもおしゃれで便利ですが、寒い冬にわざわざ行くのは大変ですよね。
そんな時、ちょっとした工夫だけで、冬でも洗濯物を早く乾かすことができるんです。
もちろん、部屋干しでも有効的な方法なので、一年中使える豆知識です!!



ちょっとした工夫だけなら、すぐに実践できそう!!
まずは、洗濯物を早く乾かすための条件を知っておきましょう!!
洗濯物が乾く条件
冬は空気が乾燥しているから洗濯物が早く乾く、と思っていたら全然乾いていないってことありますよね。
また、夏は暑いから大丈夫と思いきや、「じめっとした感じが残っている…。」なんてことも。
洗濯物を早く乾かすためには、乾くための条件を元にポイントを抑える必要があります。
- 気温が高い方が、洗濯物が早く乾く
- 気温が低いと、空気中に保てる水分量『飽和水蒸気量』が減る
- 冬は飽和水蒸気量が、夏の1/3以下になってしまうので、洗濯物が乾きにくい
- 湿度が低い方が、カラッと乾きやすくなる
- 部屋干しは湿度が高くなりやすいため、生乾きの原因となる
- 風通しが良いと、湿った空気が循環し、乾燥を早めることができる
- 部屋干しだと乾きにくく感じるのは、空気の循環が少ないため
つまり、洗濯物が最も早く乾く条件は、気温(温度)は高く、湿度は低く、風量が多いことになります。



全てを満たすのは、難しい気がします…。
特に季節や天候に左右されてしまったら、どうしようもないですね…。
ですが、部屋干しなら天候に左右されずに、条件を満たすことが可能です。



でも部屋干しは、風通しの問題が…。
風通しに関しては、どの家庭にもある家電でカバーできます。
まずは風通しを良くするための、干し方の工夫から紹介します!!
干し方を工夫する
干し方を工夫することで、洗濯物同士の風通しを良くすると乾きが早くなります。
一番は、洗濯物を干す時に「アーチ型」に並べて干すと、空気が当たりやすくなります。
- タオルやズボンなど長いものを外側に、靴下など短いものを内側にして干す
- 洗濯物の端がアーチ状になり、上昇気流が内側に発生するため、空気の循環が良くなり速乾性が上がる
- バスタオルなど面積が大きいものは、重ねずにハンガーを2つ使用し、M字干しやA字干しすると、効果的
さらに、ポケットがついている部分は、服が分厚くなり乾きにくくなりがちです。
そんな時は裏返しで干すことにより、重なっている部分を減らし風通しを良くします。
次に風通しは、干す場所にとっても変わります。
少しでも日光に当たった方が乾きやすいと思いますが、窓際に干すのはNGなんです。



どうして窓際に干すことはNGなんですか??
壁側や窓際は空気の循環が悪く、湿気がたまりやすいので部屋干しに不向きです。
また、和室に部屋干しをすると、畳にカビやダニが発生しやすい環境になってしまいます。
カビの臭いは洗濯物にもついてしまうことがあるので、こちらも部屋干しには不向きでしょう。
アイロンをかけてから干す
脱水が終わった後に、アイロンをかけてから干すのも有効的です。
ワイシャツなどはパリッとした仕上がりになるので、速乾と合わせると一石二鳥です。
ただし、このアイロンをかける方法を使う際には、注意しなければならないポイントがあります。
- ポリエステル繊維のものは、高音に耐えられないので、直アイロンにならないようにする
- 濃い色の洋服は、色の変化が強く出る可能性があるので、避けた方が良い
また、アイロンだけで乾かそうと無理をして、洋服を傷めてしまうこともあるので温度にも注意しましょう。
表面の水分を飛ばし、同時に洋服自体の温度をあげるイメージで利用すると良いでしょう。
エアコンと扇風機で風通しを良くする
エアコンを除湿に設定し、さらに扇風機で洗濯物に風を送ることで早く乾かすことができます。
ポイントは2方向から風を当てることです。
エアコンと扇風機が対局になるように設置すると空気の循環がよくなり乾きが早くなります。
夏場はエアコンを冷房に設定しても効果があります。
暖房の場合は湿気が籠ってしまうので、除湿器を使ったり、吸気口を全開にして換気をするようにしましょう。



サーキュレーターを使っても場所を取らなくていいですね。
また、洗濯物が早く乾くハンガーなどの便利グッズもあります。
安価で購入できるものばかりなので、併せて利用するとより効果的ですね。
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洗濯物を早く乾かす30分でできる裏技があるってホント?!


洗濯物を早く乾かすポイントを抑えることで、冬のお洗濯もストレスなく過ごせそうですね。
でも、洗濯物を早く乾かす方法を知りたいシチュエーションって、もう一つありませんか??



干している時間すらない緊急事態ですね…!!
子供の体操着を洗濯した後に、体育の授業があると言われたり、制服が一気に汚れてしまって、洗濯物が追い付かないなんてことも…。
『洗濯物を、いち早く乾かす必要がある緊急事態』が発生したエピソードはインターネットに沢山投稿されていました。
そんな時に、30分で洗濯物を乾かす方法があるのを知っていますか??



30分でなんとかなるの?!
ここでは、30分で洗濯物が着れるようになる方法を紹介します。
緊急事態を想定しているので、『シャツ1枚を30分で乾かす方法』として説明します。
乾燥機能を利用する
ドラム式洗濯機だと、大体の製品に乾燥機能がついています。
乾燥機があれば30分で洗濯物を乾かすことができます!!



乾燥機が使えるなら、簡単に乾かせそうだけど…。
乾燥機って洗濯物の量によっては、微妙に湿っていたりするんですよね。
さらに、機械が高温のうちは、ドアにロックがかかって開けることができません。
なので、しっかり乾かすために乾燥時間を延ばすと、機械の冷却でより時間がかかってしまうことも…。



我が家で使用しているドラム式洗濯乾燥機では、シャツ1枚だけでも乾燥~冷却で約40分かかりました。
つまり、乾燥時間を少なくすれば30分で乾かすことが可能です!!
- 脱水をしっかり行う
- シャツを裏側にして、乾燥機をかける
- 一緒に大きめの乾いたバスタオルを2枚入れる
- 15分ほど乾燥機を回して、乾き具合を確認する
- 湿り気がある場合は、バスタオルを取り出し、シャツのみを乾燥する
バスタオルを入れることで乾燥時間が短く、冷却時間も数分で済むのがポイントです。



でも単身世帯は、乾燥機がないお宅が多いような…??
そんなこともあろうかと、乾燥機がなくても使える裏技も調べてあります!!
ドライヤーを使って乾かす
緊急事態に陥った時に思いつきやすい方法ですが、実際30分で乾かすことができるのでしょうか??
結論からいうと、ドライヤーだけでは乾かすことが出来ません。



やっぱり無謀な策だったんですね…。



そんなことはありません!!
ドライヤーと併せて、ゴミ袋を使えば30分で乾かすことができます!!
- 脱水をしっかり行う
- ゴミ袋の底に小さく切り込みを入れ、空気口を作る
- ごみ袋にタオル2枚とシャツを一緒に入れる
- ごみ袋の口がドライヤーにピッタリとつくように握って、熱風を当てる
- 15分くらい当てたら、乾き具合を確認する
- 部分的に乾いていない場合は、袋から取り出し、直接ドライヤーを当てる
ゴミ袋を使うことで、乾燥機と同じ状態がドライヤーでも作れます。
時折、シャツをぱたぱたと動かすのも効果的です。



ゴミ袋なら、常に家にあるものなので便利ですね!!
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洗濯物を早く乾かすなら乾燥機を買うのがベスト?!


ここまでのお話しでは、乾燥機を使わずに洗濯物を早く乾かす方法を紹介しました。
どれも簡単な工夫で出来るものですが、家族全員分の洗濯物の量を考えるとちょっと面倒…。



毎日洗濯する過程だと、負担が大きいような…。
ライフスタイルを考えると、乾燥機を買うのがベストな場合もあります。



ですが、乾燥機ってポンっと買えるものではないし…。



乾燥機で洗濯物を早く乾かすことができても、別の注意点が発生するのでは…?!
そこで、洗濯物を早く乾かす目的だけで、乾燥機を買うのはアリかナシか?!
それぞれのライフスタイルに合わせて紹介します。
乾燥機を買う時の注意点
まず、乾燥機には色々な種類があります。
- ガスを利用しているので、パワーがあり、短時間でも天日干しのように、ふんわり仕上がる
- 洗濯中に乾燥機をかけることができるので、1日2回選択する家庭におすすめ
- 設置工事が必要なので、増設工事費の負担や、賃貸住宅での導入は厳しい面もある
- 熱風で乾かすため温度が高く、乾燥スピードが早い
- 高音の熱風にさらされるため、衣類が傷みやすくなる
- 空気中の熱を利用し、除湿しながら乾燥するので、温度が低く衣類が傷みにくい
- ヒーター式と比べると、消費電力が少ないので、光熱費も抑えられる
それぞれの乾燥機の特徴を見てみると、設置の問題や光熱費を考える必要がありそうです。
一般的にガス式の方が電気式よりも光熱費が安いようですが、設置費用を考えると手軽ではありません。
一方、ヒートポンプ式の光熱費は1回3時間乾燥した場合、大体150円程度というのが一般的です。
ですが、電気代は値上がりが続いているので、電気料金のプランを元に確認する必要がありそうですね。



賃貸住宅でも、乾燥機を置いて大丈夫なの?!
- 設置スペースの考慮が必要、壁に固定するタイプは穴が開くので、避けた方が良い
- 排水溝が1つしかないことが多いので、洗濯機と別で、排水溝が必要な場合はジョイントパーツを購入する必要がある
- 乾燥機本体がかなり揺れるので隣接する部屋の住民に配慮が必要
戸建てと比べると注意する点は多いですが、導入自体に問題はないようです。
乾燥機のメリットと注意点を踏まえて、どんな家庭に向いているかをまとめてみました。
- 洗濯機や戸建て住宅を購入する予定がある
- 1日の洗濯物の量が多い、毎日洗濯をする
- 洗濯に手間をかけたくない
- 天候に左右されずに、ふんわりとした仕上がりにしたい
これらに当てはまる人は、早く乾かす工夫よりも乾燥機を購入した方がメリットが多いですね。



単身世帯だと注意点が多くて、あまりメリットを感じないかも…??



単身世帯だって、乾燥機の恩恵を受けたいですよね。
そんな方には乾燥機の代わりになるような商品を紹介しましょう!!
乾燥機の代わりになる⁈家電
乾燥機ほど便利ではなくとも、手間が少しでもなくなるといいですよね。
また、乾燥機より安ければ、購入もしやすいです。



そんな乾燥機の代わりになる、お手軽家電を紹介します。
ちょい足し衣類乾燥機
- 洗濯機の上にカバー付きの衣類ラックのように設置するもの
- ハンガーにかけた洗濯物をラックにかけ、スイッチを入れると熱風が送り込まれ乾燥ができる
- 洗濯物の上のデッドスペースを利用でき、リビングや他の部屋のインテリアの邪魔をしないで済む
- ハンガーにかけたまま乾燥するので、シワになりにくく衣類の傷みも少ない
- 一度に乾燥できる量に限りがある
他にも持ち運びできる小型乾燥機などもあるので、単身でも諦めずに検討してみてくださいね。


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まとめ


- 洗濯物を早く乾かすための条件がある
- 洗濯物の干し方を工夫すれば、冬でも早く乾かすことができる
- 洗濯物を30分で乾かす裏技がある
- 乾燥機を買う前に注意するポイントがある
- ライフスタイルに併せて乾燥機を購入すればメリットが大きい
冬でも洗濯物を早く乾かすためにはどうしたらいいか、という疑問から乾燥機の必要性までお話しをしました。
こうして、洗濯物を早く乾かすのにも色々な方法がある、というのがわかると選択肢が広がりますよね。
科学的な切り口から、洗濯物を早く乾かす工夫を考えるのは学びにも繋がりました。
また、乾燥機を導入した方の口コミを見ることもで、経済的に考えることもできました。
ネット検索するだけで、ここまで選択肢が広がるのは本当に便利ですよね。
冬だから洗濯物が乾かなくても仕方ない、と諦めずに貪欲に色々な方法を模索していきたいですね!!