ママチャリと言えば、近所へのお買い物、お子様の送り迎えなどで活躍する自転車ですが、乗っていておしりが痛いと感じた事がありませんか?

今まで痛くなった事なかったのに…。買ったばかりだからかな?

サドルが固いのかな?
ママチャリは別名『軽快車』と言われていることは知っていますか?
スポーツ用自転車とは違い、クッション性のあるサドルを使用し、快適に乗ることができる作りになっています。

サドルに厚みもあるのに
どうしておしりが痛いの?
乗るとおしりが痛いけど、どうしたらいいのか分からず、我慢して乗っている方もいるのではないでしょうか?
今回は自転車に乗るとなぜおしりが痛いのか、その原因から対策までを身近なママチャリで検証していきます!!
自転車に乗るとなぜおしりが痛いのかママチャリで検証

なぜママチャリに乗るとおしりが痛いと感じてしまうのでしょうか?

乗り方が悪いのかな…。

サドルが合っていないのかも?
サドルが合わないと思い、サドルの買い替えを検討される方もいるかもしれません。
ですがママチャリは軽快車と言われる程、快適に乗るためにサドルには厚みやクッション性のある物が使われているとお話しました。

ママチャリのサドルと比較するために、ロードバイクのサドルについてもお話しましょう。
皆さんはロードバイクなどのスポーツ自転車のサドルをご覧になった事はありますか?

サドルは確かとても小さかったような気がするな。

どうやって座るのかなって思った事がある!
見たことがあるみなさんは、とても小さくて座り心地も悪く痛そうだなと感じた事があるのでは??
ロードバイクなどのスポーツ自転車は、速く走る事を目的とした自転車です。
軽さが重視されているため、サドルも軽量で小さな物が使用されています。

サドルにゆっくり座って漕ぐという考えがないのかもしれませんね。
一方ママチャリは、街中を安定して走る事が重視されています。
ママチャリは、快適さを追及した作りで、サドルもクッション性の高い物がついている事が多いです。

それなのに、ママチャリの方がおしりが痛いと感じてしまうのはなぜなのでしょうか。
それは、ママチャリの作りや乗る環境にポイントがあります。
ママチャリは安定感や安全に配慮するため視界を広く取れるよう、サドルの位置がスポーツ自転車に比べて低い設計になっている
ママチャリに乗る方の多くは街中を走行するため、信号や一旦停止などで停止と発進を繰り返すことが多い
サドルの位置が低いと、自転車を漕ぐ時や停まっている時も、常におしりに全体重がかかり、漕ぎはじめに腰からおしりに大きな負担がかかってしまいます。
その状態で停止と発進の繰り返しが多い街中を走り続けると、漕ぎ始める度におしりに負荷がかかっていたのです。

確かに子どもを乗せていると漕ぎ始めは余計に痛いかも。
安全と快適のために、サドルの位置が低く設定されていることが、ママチャリを漕ぐ方の負担となっていたのです。
そうなるとサドルを買い替えるだけでは、おしりが痛いのは解消されないかもしれませんよね。
ではどのような対策をするといいのか、詳しく見ていきましょう。
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自転車に乗るとおしりが痛い時の原因と対策

自転車に乗るとどんな時におしりが痛いと感じますか?

長距離乗ったときかな。

買ったばかりの自転車の時に感じたかも。
おしりが痛いと感じる原因にはまず、「サドルが合ってないんじゃないの?」と考える方が多いと思います。
ですが、スポーツ自転車に比べてママチャリのサドルは、クッション性も高く厚みもあるとお話しました。
ではなぜ、快適なはずのママチャリに乗るとおしりが痛いと感じてしまうのか。
自転車に乗るとおしりが痛い原因を知るために、今回は3つの点に注目してみたいと思います。
- 買ったばかりで慣れていない?
- 購入時にチューニングをしてもらいましたか?
- サドルは適切な高さ・角度になっていますか?
サドルを買い替える前に、まずはこの3点を確認してみると、無駄な出費をしないで済むかもしれませんよ。
では、自転車に乗るとおしりが痛い原因とそこから分かる対策方法について、詳しくお話していきます。
買ったばかりで慣れていない?
新しく買い換えたばかりの自転車で、おしりが痛いと感じた事がありませんか?

買ってすぐの自転車は確かに痛かったかも。

それはまだ新しい自転車に体が慣れていないからかも。
慣れた自転車は何度も乗っている間に、自分の体に合った座り方を自然と体が覚えていたために、痛みを感じることがなかったのかもしれません。
ママチャリのサドルも質や形状は様々で、以前の物とは見た目に大きな違いはなくても実は変化している物が多くあります。
その変化には、繰り返し乗って体が覚えないと、慣れることができないかもしれません。
そのため、2週間程度で自転車に体が慣れ、痛みを感じることなく乗れるようになるかもしれません。
購入時にチューニングをしてもらいましたか?
実は購入時にチューニングをしたかどうかは、おしりが痛くなるかどうかの重要なポイントです。

自転車のチューニングってなんのこと??
自転車のチューニングとは、自転車に乗る方の体重や身長、乗り方の癖などに合わせてハンドルやサドル、ブレーキまで細かく調整することです。
ロードバイクなどのスポーツ自転車は、購入後に必ず自分の体に合わせてチューニングをします。
この調整が快適に乗れるかどうか大きく左右するのですが、ママチャリは店頭に置いてあったままの商品を持ち帰るというケースが多くあります。
つま先が地面に届く程度の高さにサドルを大体合わせ、そのまま乗られている方多いですよね?

確かにお店から持ち帰ったまま乗っているかも。
それはそもそも、自転車と自分の体のバランスが合っていないため、おしりに痛みを感じるのかも。
まずは自転車の販売店で相談し、チューニングをしてもらうだけでおしりの痛みが解消されるかもしれませんよ。

チューニングは高級な自転車にするものだと思ってた!
サドルは適切な高さ・角度になっていますか?
ママチャリのサドルの高さはスポーツ自転車に比べると低いとお話しました。
つま先が付くくらいが適切と思われ、その高さで使用されている方も多いと思います。
実はつま先が付く程度よりも1~3㎝程高さを調節するだけで、体重のかかり方が変わり、体への負担を減らすことができるかもしれません。
ではどのように高さを調節すると、おしりが痛くなりにくいのでしょうか。
停止と発進が多い方
街中で自転車に乗っていると、何度も停車しまた漕ぎ始めるという動作が多くなります。
停止と発進の繰り返す乗り方は、体に負担がかかってしまいます。
現在よりも1~2cm程サドルの位置を下げ、かかとが地面から浮く程度の高さにする
いざという時には地面にしっかり足を付けられますし、ペダルに適度に体重を乗せられるようになりますので、おしりへの負担が軽減できます。
お子さんを乗せる方
お子さんを乗せる方は安全走行が何より大切です。
現在よりも2~3cm程サドルの位置を下げて、停止したときに地面に足裏が付く高さにする
しっかり地面に足が付く高さであれば、万が一の事態にもすぐに足を付けて踏ん張り自転車の横転を防ぐことが出来ます。
なるべくペダルに体重を乗せて漕ぐことを意識すれば、おしりへの負担を軽減させる事ができます。
スピードを上げて走りたい方
スピードを上げて走ることができると、同じ距離でも自転車に乗る時間を短縮できますよね。
1~3cm程サドルの位置を高くする
高さが上がる事で漕ぐときの体重をより分散することができます。
またペダルを漕ぐ回数も減るので、おしりの痛みを減らす事が出来るかもしれません。
ただサドル位置を上げすぎると、地面に足が付きにくくなりますので、安全を確保出来る高さに調節してくださいね。

体重が分散されると痛みがなくなりそうですね!

実は、サドルは角度も調節できることをご存知ですか?
買った状態のままの自転車のサドルは、水平に設定されていることがほとんどです。
サドルの裏にある半円の部品を動かすと角度の調節が出来ます。
角度を変えることで、おしりの負荷がかかる位置が変わり、おしりが痛いのを軽減できることがありますよ。

角度調節は知らなかったな!
みなさんが乗られている自転車はいかがでしたか?

調節なんて思い浮かばなかった!

高さと角度を変えたら楽になったよ!
少しの調節でおしりの痛みが解消できる可能性があるなら、まずは対策してみることをおすすめします!!

ただ自転車を乗る上で忘れてはいけないことは、安全が第一ということです!!
調節がうまく出来なかったり分かりにくい場合は、無理せず販売店に相談してみてくださいね!!
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自転車に乗るとおしりが痛いときにおすすめのサドル

ここまでで自転車にのるとおしりが痛い原因と対策を知ってきましたが、どんな対策をしてもおしりが痛いのがおさまらない方もいると思います。
そうなるといよいよ、自転車のサドルの買い替えを検討するべきかもしれませんね。
自転車のサドルの買い替えを考える際にポイントとなるのは2点です。
- どんなサドルに替えるとおしりが痛いのを解消できるの?
- 今のサドルのままで痛みを軽減できるアイテムはあるの?
クッション性のあるサドルが付いたママチャリでおしりが痛いのであれば、それよりもクッションのいいサドルに替えなければいけませんよね。

でも、買ったばかりの自転車のサドルがもったいないな。
サドルごと取り替えたい方、今のサドルを有効に使いたい方、それぞれの要望に沿ったおすすめアイテムをご紹介します!
おしりが痛くなりにくい肉厚サドル
最初にご紹介するのは、サドルごと取り替える商品です。

サドルごと取り替える商品のメリットは、カバーを取り付けるよりかさばったりズレたりする心配がない点です。
逆にデメリットは、ママチャリのサドルは元々クッション性が高いため、座った感覚にあまり変化を感じられないかもしれない点です。

もう少し高いのかと思ってた!
低反発で座り心地抜群サドルカバークッション
次にご紹介するのは、現在使われているサドルに取り付けるクッション性の高いカバーです。

サドルカバーのメリットは、今あるサドルを活かせることと、座布団を敷いたようなイメージでクッション性を感じやすいことです。
逆にデメリットとしては、ひもやゴムで止めているだけなので、乗車中にズレてしまう可能性があることです。

今あるサドルが無駄になっちゃうからカバーでもいいかな。
サドル・サドルカバーどちらにもメリット・デメリットがありますので、可能であれば自転車店で一度お試し頂いてからの購入をおすすめします。
自転車店では紹介したアイテム以外にもたくさんのサドルやサドルカバーを販売していますので、ご自分に合った形を見つけてくださいね!!
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まとめ

- スポーツ自転車に比べるとママチャリは、サドルの位置が低く体重分散できないのでおしりが痛いと感じやすい
- ママチャリなどの自転車も、購入したらすぐにチューニングをしてもらうと体への負担が減らせる
- サドルの高さと角度を調節すると、安全や体への負担軽減になり、おしりが痛い原因の解消に繋がる
- サドルの買い替えは最終手段
今回は自転車に乗るとおしりが痛い原因をママチャリで検証してきました。
おしりが痛いけど我慢して乗っているなんて方、意外と多いのではないでしょうか。
そのまま痛みを我慢して乗っているとおしり以外にも影響が出るかもしれませんので、早めに対策をお試しください。
すでにサドルの買い替えの検討は、今回ご紹介した対策を試して頂いてからでも遅くないですよ!
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